総額で比べる
リースバックの損得は「何年住むか」で変わります。単年では判断できません。
かかる費用の項目
先に結論です。手数料より、家賃のほうが桁違いに効きます。そして「高く買ってもらう」と「家賃を安くする」は両立しません。ここを知らずに交渉すると、目先の売却額を上げて、住んでいる間ずっと損をします。
リースバックの家賃は、次の式で決まります。家賃(月額)= 売却価格 × 期待利回り ÷ 12(期待利回りは6〜8%とされます)。
売却価格が上がると、家賃も上がる(当サイト計算)
| 売却価格 | 利回り6% | 利回り8% | 利回り10% |
|---|---|---|---|
| 1,000万円 | 50,000円 | 66,667円 | 83,333円 |
| 1,500万円 | 75,000円 | 100,000円 | 125,000円 |
| 2,000万円 | 100,000円 | 133,333円 | 166,667円 |
| 2,500万円 | 125,000円 | 166,667円 | 208,333円 |
いずれも月額。式と利回りの幅(6〜8%)は事業者の公表する計算方法によります(2026年9月18日確認)。実際の利回りは物件・地域・事業者で変わります。自分の見積もりの数字を式に入れてください。
つまり 5,000,000 ÷ 400,000 = 12.5年で逆転します。12年半より短く住むなら高く売ったほうが得、長く住むなら安く売って家賃を下げたほうが得。「いくらで売れるか」より先に「何年住むか」を決めてください。順番が逆だと、必ず間違えます。
そのうえで、手数料の話です。印紙税は国が決めていて、金額が分かります。不動産の売買契約書は軽減措置の対象で、契約金額1,000万円超〜5,000万円以下なら10,000円、5,000万円超〜1億円以下なら30,000円(国税庁・軽減措置は令和9年3月31日まで)。家賃の月33,333円と比べれば、印紙税は1か月分にも届きません。
売却時。抵当権抹消の登記費用、住宅ローンの一括返済に伴う手数料、印紙代。仲介が入る場合は仲介手数料。
賃貸開始時。敷金・礼金・保証会社の費用が発生する場合があります。事業者によって異なるため確認が必要です。
入居中。家賃、共益費、火災保険料。固定資産税は所有者の負担になるため、売却後は払わなくなります。
この最後の点は見落とされがちですが、比較する際には計算に入れるべき要素です。
総額の計算
次の式で比べてください。
比較の考え方
リースバックの場合
受け取る額 = 売却価格 − ローン残債 − 諸費用
出ていく額 = 家賃 × 住む予定の月数
今のまま住む場合
出ていく額 = ローン返済 × 残りの月数 + 固定資産税 + 修繕費
短期間で資金が必要な場合はリースバックが有利になりやすく、長く住む前提だと家賃の累計が大きくなります。この分岐点を計算しておくことが判断の中心です。
自宅の条件で試算してもらう
買取価格と家賃が分かれば、何年で逆転するか計算できます。査定は無料です。
- 査定・相談は無料です
- 住み続けたまま資金化できる仕組みです
- 条件は物件と契約内容により変わります
税金の扱い
不動産を売却すると、利益が出た場合に譲渡所得として課税されることがあります。ただしマイホームの売却には特別控除の制度があり、適用されるかどうかで大きく変わります。
また、売却によって翌年の固定資産税がなくなる一方、家賃が発生します。手取りの変化を年単位で見ておく必要があります。
判断の基準
1. 資金が必要な時期はいつか。急ぐなら選択肢が限られます。
2. 何年住む見込みか。ここが最も結果を左右します。
3. 家賃を払い続けられるか。収入が減る予定があるなら、その前提で計算してください。
4. 相続をどうしたいか。不動産を残すか、現金にしておくか。
この4つに答えが出れば、リースバックが合うかどうかは概ね判断できます。まず査定で数字を出すことが出発点です。
無料査定で数字を出す
金額が分からないと計算もできません。査定を受けたうえで判断してください。
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- 住み続けたまま資金化できる仕組みです
- 条件は物件と契約内容により変わります
リースバックの基礎ガイドの記事一覧
一次情報の確認先
このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。